子供のころ、
母方の実家である岐阜の田舎によく行ってた時の話。
山の間を川が流れているのどかなところで、
俺は川で遊ぶのが大好きだった。
そのときも
一人で川原の石をひっくり返して生き物を探していたんだが、
風が強くなってきたと思ったら大粒の雨がぽつぽつ降り始め、
俺はあわてて屋根つきのバス停に逃げ込んだんだ。
そのうち雨はどんどん強くなり、
あたりはどんよりと暗くなってきて、
とうとう雷が鳴り出した。
ものすごい雨と風、
雷も近くで轟音立てて落ちている。
俺は一人バス停で多分泣いてたと思う。
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