俺が生後半年くらいの時、
夜中にいきなり母親が起き出した。
眠ってる俺を抱きしめて、
虚空に向かって、
「あんたにはやらない！
あんたにはやらない！
出ていけ！出ていけ！」
と、わめき出したという。
父親がびっくりして、
母親をゆすったり呼んだりしたけど、
30分くらいはその状態だったという。
母親は叫び続けるわ、
驚いた俺は泣き叫ぶわで大変だったらしい。
そのうち母は静まり、
俺も泣き疲れて眠った。
父親がホッとしていると、
ちょうどその時、
父方の田舎のばあさんが亡くなったと急報が。
朝起きた母は、
「えーそんな事言ってないよ」
とかポカーンとしてたそうだ。
父は、ばあさんがひと目マゴに会おうとわざわざ来たのに、
母が追い返してしまったんだと（母と姑はあんまり仲良くなかったらしい）、
俺が中学の時に語った。
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コメント
コメント一覧 (12)
お母さんも子供を連れて行かれまいと必死だったんだと思うよ。
一瞬ゴマに見えましたよ笑
お母さんには違うモノが見えていたのでは？
おばあちゃんは何かから孫を守る為に命を削ったのかもしれないよ。
結構引っ張る話はあるよ。
死ぬ間際にエゴがむき出しになる人もいるわけで。
祖父母が赤ちゃんの孫を連れてく話は成功例も失敗例も知ってる。
生前仲良かった友達ですら引っ張っていくと言われてるのが友引。
まあ、父親が一番のクズだね。