俺、中学の時は不登校で、
(今はなんとか大学まで来れてもうすぐ就職だけどね)
中学二年から一年くらい学校に行かなかった時期があった。
なんか不思議な感じがする学校でね。
放課後、皆で教室で喋ってたら、
急に静かになって教室には誰もいない。
知らない間に自分ひとりなんだ。
なんというか…
朝から晩まで常に夕焼けみたいな感じがする雰囲気だった。
友達とかは全然そんなこと感じないって。
過疎化の進んだ村なんで昔っからの友達ばかりだし、
そんな悪戯されるってことはないだろうし…
こりゃ何かの病気?と思った自分は、
精神科医とか内科とか巡ったけど、
異常はないって言われる。
ちょっとノイローゼ気味になった俺は、
学校に行きたくなく、
仮病を使って引き篭もりを続けた。
けどね、
俺が引き篭もってる間に、
後輩が自殺したんだ。
家は建て替えて、親も兄弟もいて、
特に苛められてるわけじゃなく、
ボケ担当的な人気のある後輩が。
なんかそれ以降かな?
学校の嫌な感じが微塵も感じられなくなって、
学校に行けるようになったんだよ。
自分の問題を後輩の自殺とくっつけるなんて、
どうかと思うけど…
まぁ今じゃその学校は、
生徒減少に伴い取り壊されてしまったんだけどね。
けど中学の友達と話すと、
俺が不登校の間に休んでることを、
「遠い世界へ行きました」
って説明で先生から伝えられてたらしい。
そんな説明で不登校の生徒に気を使うっていうのも疑問だし…
まして中学で。
なんだったんだろう、あの中学校。
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コメント
コメント一覧 (8)
うむ、
Q:夕方がずっと続く遠い場所と言ったら?
A:
南極でぃす
雰囲気の説明の中で浮いてる。気づいたら誰もいないという事がよくあるというならわかるけど。