昔住んでた村に、
ティーンズ巫女みたいなのが居た。
ティーンズの何人かは、
そいつの日常の世話をしなきゃなんなくて、
俺もその一人だった。
その巫女は良く分かんなかったが、
死者の魂が見えたり、
来世が見えたりするらしかった。
俺は1年間ぐらいその世話の仕事に携わってから、
親の都合で引っ越した。
で、当時リストラされて、
そのショックで傷心旅行みたいなのをした。
20年振りに村に戻って、
昔の友達に会いに行った。
1週間位旅館に滞在して、
色々村の中を見て回ってた。
村の恒例の行事かなんかで、
その巫女を見かけた。
何かひっかかるなと思っていたら、
巫女は当時の姿のままだった。
友達に
「巫女様2代目になったんだ?」
ってきいたら、
「あれは歳を取らないから」
って言ってた。
あと、恐れ多いからそういうことを言うな、
みたいなことを言われた。
ハァ?って思ったが、
詳しくは詮索しなかった。
当時は、この先どうやって飯食ってくかとか、
家族の問題とか、色々あって大変だった。
だから、そのことは忘れて今に至るんだが、
思い返せばオカルトだなと気づく。
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コメント
コメント一覧 (10)
しかし、齢40くらいで、リストラでしたか...
ダメージ大きかったでしょうが、今は、落ち着かれて、
御気持ちにも余裕が出来たみたいで良かったですね(?)
所で、巫女様は、主様が御世話係する何年前から巫女様なのかな?
何年前ってよりも、何十年前?何百年前?...気になります。
オヤシロ様みたいな存在かな。
みたいな話はきいたことがあるねー。
もしくはものすごく寿命が長い
みたいな
お役目様
みたいな(゜▽゜夏貸し
こもれ陽の下で
も面白いよ
読んでみて
語尾に「のじゃ」を添えるとバランスも良い。
思わず色っぽい事を期待してしまった
自分がいる