先日仕事帰り、
終バスに久しぶりに乗りました。

田舎なもので、
終バスに乗る乗客は多くて三人程度。

その日の乗客は私を含めて二人だけ。

一人の乗客は後ろの席へ座り、
私は一番前から二番目の席に座りました。

私の前の席はもちろん空席です。

降りるバス停のアナウンスが流れたので、
降車ボタンを押そうとした時、
意味不明な光景を見てしまいました。

それは誰もいないはずの前の席から、
ひじから上のみの手がボタンを押している姿。

ひじから下は、
背もたれに隠れて見えませんでした。

あれれ?と混乱していると、
運転手さんの『次止まります』というアナウンスが。

念の為降車の際前の席を見ると、
やっぱり誰もいない。

怖くはないけど不思議な体験でした。

ちなみに、雪がちらつく中、
腕は服など着ていなかったのが印象的でした。

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