3年ぐらい前、
妹が俺に用事頼もうと、俺の部屋に来た。

でも部屋には、

「絶対の絶対に誰もいなかった」

と言ってた。

寝てると思って、
布団は閉じたままだったからめくったけどいなかった。

他の部屋にもいなかった。

でも俺はその頃、
普通に寝てた記憶しかない。

んで数十分後、
また妹が俺の部屋に来てみたら、
俺が普通に寝てたって言ってた。

一軒屋だが特殊な構造で、
3階の自室から外に出るには、
リビングを抜ける必要あって、
リビングには妹がいて、

「階段下りてくる音もなかったし、
誰も通らんかった」

って言ってた。

なんだったんだあれ。


その2

これも数年前、仕事中、
それまでトラック内の助手席でいじってた携帯を、
ある機械の下を覗き込んだ時とかに、
胸ポケットから落としたらしく、
紛失してることに気づいた。

運転してた友達も、
俺が携帯いじってたの見てて、
確実にその場に携帯はあった。

その日は仕事終わるまで携帯なしですごしたが、
うちに用事あったから、
その友達の携帯借りて自分の家に電話して、
妹に用事言ったら、

『兄ちゃん、携帯ベッドの上に忘れてんで』

って言われた。

一瞬混乱した。

さっきまで携帯は確かに持ってたのに、
なんで自宅にあるんだ?
と思って帰ってみると、
確かにベッドの上にあった。

もっとビビったのが、
携帯開いてみると、ちょうど携帯なくした時間になってて、
数時間巻き戻ってた。

午後7時なのに、午後3時を表示してた。

これは正真正銘マジ。


その3

新しい職場で、
もう帰りたいって心から強く思いながら仕事してて、
終えて家に帰ったら、

「あれ?兄ちゃん、さっき帰ってきたやん。
どこ行ってたん?」

って言われた。

どうやら、俺が帰りたいって強く思って仕事してたころ、
俺の家では、俺がリビングのドアを半分あけてから、
何かを思い出したように「あっ」って言って閉めて、
どっか行ったのを見たって言ってた。

時間帯を聞くと、確実に仕事中で、
帰りたいと思ってた時刻と一致した。

あれなんだったんだ。

全部マジな。

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