昔介護施設に勤めてて、
そこに入居してたばーちゃんに聞いた話。

うろ覚えだしよく聞き取れなかったとこもあるので、
わかりにくかったらゴメン。

ばーちゃんの母方の実家は、
東北のとある田舎の神社だそうな。

第二次世界大戦中、
どういう経緯かはよくわからないが
大怪我をした兵士が数名運ばれて来て、
神社の離れに収容された。

若かりしばーちゃん含めお世話を手伝ってた人は、
数日で亡くなるだろうと思ってたが、
ばーちゃんのじーちゃんだけは、
大丈夫大丈夫って余裕だったそうだ。

そしてじーちゃんの言葉通り、
一ヶ月もすると全員が綺麗に傷も治り
後遺症もなく元気に帰って行った。

後日、兵士たちの家族が
お金やらなんやらお礼を持って来たが、
じーちゃんは、それらは受け取れないが代わりに、
油揚げ一枚と、神社の近くの山に苗木を一本ずつ植えて欲しいと言ったそうな。

理由は、木を植えて動物を守ることが
狐様への何よりのお礼っていう解釈をしてたんだろうってことだ。

他にもいろいろ不思議な話を聞かせてもらって
面白いばーちゃんだった。

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