正月、彼女の実家へ挨拶しに
日帰りで茨城の鹿嶋まで行った時の話です。
信じられないかもしれないど本当です。
挨拶も終わり、
「せっかくここまで来たんだからどっか連れてってよ、海とか海とか」
という俺のわがままで
彼女の実家の犬も後部座席に乗せ
海に行くことになりました。
時間は夜8時、
今思うとなんでくそ寒い冬の夜に
海に行きたくなったのか自分でもよくわかりません。
浜辺のすぐ近くの駐車場に車をとめ
彼女と犬で海岸へ。
海は荒れていて一階建ての家位の岩に
海水がバッシャンバッシャンあたってるのを見て
「なんか東宝映画とかの始まるときにこんな映像あるよね」
と適当な会話をしてました。
10分くらいまったり眺めていましたら
突然彼女が
「早く浦和行かなきゃね」
と言ったので俺が
「ん、浦和?なんか用でもあんの?」
と聞いてもスルーされ
立て続けに
「ああ、昨日はこんなに荒れてなかったのにね・・・」
「は?昨日俺と一緒に東京にいたじゃんww」
と言っても完全スルー。
その後も
「みんな成人式いいなぁ行けるかなぁ」
とか
「早めに帰ってるね」
とかよくわからないこと言ってました。
おかしいなと思いつつも
海の壮大な感じに見とれてて気にしませんでした。
じゃあそろそろ帰るかとういことになり
彼女の実家に犬を送って高速で家に帰ってる途中
彼女に
「そういやさっき浦和行くとか言ってたけどなんかあんの?」
と聞くと
「浦和?私そんなこと言ってないよ」
「いやw海見てるとき隣で言ったじゃん!」
「いやいやww浦和なんか行かないよwww誰と話してたんだよww
ていうかずっと犬が海入らないように駐車場にいたよ私?
海荒れてるのに○○(俺の名前)が一人で海岸まで走ってったんじゃん、
下向いてわめきながらウロウロ歩き回ってたじゃん、なんか探してたの?
○○に向かって犬吠えまくってたよ」
俺はへ?ってなって
「隣で俺と一緒に喋ったじゃん、
てかウロウロしてないしわめいてないし、
ずっとデカイ岩の前にいたよ!」
すると彼女が
「嘘つくなって!ずっと駐車場にいたし浦和なんて言ってない、絶対言ってない!」
喧嘩はしたくなかったので俺が
「ごめんねたぶん俺の勘違いだね」
とあやまりその場は収まりました。
数分後、突然彼女が言いました。
「実はあそこたまに死体あがるんだよね、デカイ岩あったじゃん。
そこに引っ掛かってるんだって、
中学の時の同級生の女の子も一人あそこで見つかったよ」
寒気がしたと同時に、
ああ俺は多分そのコと喋ってたのか、
彼女今年成人式だからそういうことか。
きっと彼女が見たウロウロしてた俺らしき人影も
たぶん他の幽霊だったんだなぁ。と納得。
ていうかそんなとこにつれてくなよwww
そして無事家に到着。
そして玄関開けてびっくり。
玄関マットがびしょ濡れになってました。
「早めに帰ってるね」
の意味がわかりました。
先日二人でお払いしてもらい、
家も引っ越しました。
今のところなんの危害もないのですが、
一昨日ニートになりました。
早く仕事見つけたいです。以上です。
興味のある方は行ってみてください。
詳しい場所は初めて行った場所なんでわかりませんが
鹿嶋の海です。
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コメント
コメント一覧 (13)
同級生が、見も知らぬ筆者さんに憑いてしまい、
玄関マットがびしょ濡れとかって、
話が少し強引過ぎませんか・・・
玄関マットの水分を検査に出して、海水と認定されたとかなら、信じたいけれど。
単なる水漏れか雨漏りだったんじゃないですか。
助かった女子生徒たちが、海の中から防空頭巾とモンペを着けた女たちが出て来て足を引っ張ったとか「おいでおいで」をしたとか証言したからです。その事件のちょうど10年前、津市はアメリカ軍のB29による大空襲を受け、焼け野原となって多くの市民が焼死しました。その遺体の仮埋葬地が、生徒たちが遭難した海岸だったとか(噂であって、私も詳細は知りません)。
この事件については、何も空襲など持ち出さなくとも科学的・合理的に説明可能ですが、長くなるしスレ違いでもあるので省略。
何より私が不思議でしょうがないのは、多くの怪談本やスレッドでこの集団遭難事件、その原因とされる戦争犠牲者の幽霊出現については詳しく語られるのに、死亡した女子中学生らの幽霊が出たという話は一つも無いからです。
単に私が見逃がしているだけかも知れませんが、もしあるのなら、一つくらい目にしているでしょう。アメリカ軍を呪うべきなのに筋違いに中学生たちの命を奪った怨霊に対する抗議や怒りの念を、津の市民たちは持っていないのでしょうか?
ちょっとわかりにくい文になったかも知れません。乱文乞御容赦。
マット濡らして存在アピするの~(;゚Д゚)
友達の霊なんかじゃないんじゃナイ?
何かに家に入り込まれちゃったんじゃナイ?
夜の海なんて 波の音も怖い。
同じこと感じたけど、誰でもそう思うような気がして、あえて書かなかった。