神奈川県の宮ヶ瀬ダムに、
クリスマスツリーの点灯式を見に行った時の事です。
当時まだ幼かった私と祖父母が乗った車が、
途中『虹の大橋』の真ん中で止まってしまいました。
原因は解らず、JAFを呼ぶまでの間、
待つのに飽きた私がダムを橋から見下ろすと、
ひまわりの花束が水面に浮かんでいました。
その花が『誰か亡くなった』と言う意味を持つ事ぐらいは解ったので、
気味が悪くなり水面を見るのをやめようとした時に、
水の中から人間の手が出て来て、
花束をさっと水の中に持っていきました。
その動きがあまりに自然な動きだったので、
当時はその出来事がかえって異常な事だと思わず、
まるで当たり前の事の様に記憶していました。
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コメント
コメント一覧 (5)
花束を御供えなさった方は、余程大切な方を亡くしたんだろうな...と、ちょっと恐怖からは外れた事を思い、切なくなりました。
誰かに水面の花束を見せたかったがために、水中の住人たちが車の故障を引き起こした可能性を、僕は考えてみたりしてしまったよ。
なんか自分でも有りそうな気がして怖い
必要なんだね