子どもの頃の怖い話。
父は、休みになると本当に一日中寝ていた。
眠そうな目をして遅めの朝食を食べ、
再び布団に戻ると夕飯まで起きない。
たまの休みぐらいゆっくりしたい気持ちは、
今でこそ理解できるが
まだ幼かった私は、
かまってくれないことに腹を立て、
よく泣きじゃくっていたらしい。
夕飯前に父を起すのは私の仕事だった。
私は、こんもりと盛り上がった布団の上に
勢いよく飛び乗った。
「おとーさん、ばんごはんだよ~!!」
「んー」
起きているのか寝ているのか分からないような、
低い声が聞こえる。
どうやら目覚めが悪いらしい。
布団から起き上がる気配もない。
父の布団の中に潜り込もうとしたとき、
母が台所から私を呼んだ。
「けいちゃん、お父さんなら今日出張でいないんだよ」
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コメント
コメント一覧 (20)
でも 文面から お父さんの寝る場所は ベッドではないみたい(書いてはないけど)…。
夕飯作る時間 まで (1日中)旦那さんも居ないと知っているのに、布団が引きっぱなしな 子育て家庭の環境の方が問題だとチャッピーは思いますよ ケイちゃんのお母さん☆
誰だったのさ 布団の中身は…?
そっか 誰かいたのか…。
よくある話じゃのう。果報は寝て待てというじゃろう。年中寝てる果報者もおるぞよ。出張でいないときは、セイホー形のような台の前でパチパチ打ってるのが仕事じゃて~(´-`)。
ず~~~っと寝て1日過ごしてみたい。
朝食後から夕食の時間まで寝れるもんなのかなぁ⁉
ずっと寝るのも疲れるけど……
ひどい出来ばかりじゃないかぃ。
でもまだ居るし(;゚Д゚)
なるほど~。
まだハローワーク行ってるのかな。