おばあちゃんの残した怪談。
おばあちゃんが子供の頃、
何か悪さをすると
「とみおばさんになるよ!」
と脅された。
とみおばさんとはお婆ちゃんの母親の末の妹で、
中学生くらいの時に行方不明になったまま。
素行が非常に悪かった為、
とみは悪さをしていたから神隠しにあった、
と親族からもそんな言われ方だったらしい。
(素行不良というのが、不純異性交際だったので、
おそらく駆け落ちしたのだろうと、
親族は呆れ半分で推測していたらしい)
お婆ちゃんが高校生の時、
家が改築されることになり、
中庭にあった井戸も塞がれることになった。
ある日左官屋が
「お骨です」と青ざめながら家の者を呼びに来た。
家人が井戸に案内されると、
井戸の底から若い左官屋が人間の骨を次々引き上げてくる。
井戸の底に、壁が一部えぐれた様な窪みがあったのだが、
そこに屈むような格好で引っかかっていたのは
とみおばさんの骨だった。
30年近く、
とみおばさんは誰にも発見されることなく
その井戸の底にいたのだ。
死因、事故(?)の原因などは一切不明。
今も自分が住んでる家の基礎には、
映画「リング」そっくりの蓋で閉じられた井戸がある。
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コメント
コメント一覧 (13)
井戸は中庭にあったわけで、山の中とかじゃないんだから 生きている人が中にいて、出ようとしているのに 声や物音に気付かないなんて信じられない。
とすると… 実は 厄介者として 身内に半殺しにあい 井戸に投げ入れられ、瀕死の状態で窪みには入れたものの そのまま生き絶えた…。
と考えたら…。
どちらにしろ 身内の亡くなっていた井戸を埋める事なく その上に家を建てるなんて ちょっと理解できない☆
この話の初出はいつでしょうか? 仮に2010年頃とします。「おばあちゃんの残した怪談」という題なので、すでにおばあさんは亡くなっている事でしょう。2000年頃に80才くらいで鬼籍に入ったと仮定すると、お婆さんの生まれは1920年頃になります。さらに、おばあさんの母親は、25歳くらいでおばあさんを産んだとすると、生年は1895年あたりか。「とみおばさんとはお婆(ママ)ちゃんの母親の末の妹で」との記述から、とみおばさんの生年は1900年前後と考えられます。
さて、仮定に仮定を重ねた結果ではありますが、このままではつじつまが合いませんね。「中学生くらいの時に行方不明になった」。戦前は女子は中学校に進めなかったが、そのくらいの年令という意味だとすると、とみおばさんが行方不明になったのは1915年頃でしょう。おばあさんが高校へ行く年令になるのは1935年以降のはずですが、戦前の高等学校は女子の入学を認めていませんでした。「高等女学校」の間違いだと考えると、おばあさんが高等女学校に在籍したのは1932年頃から37年頃ではないか。その間にとみおばさんの遺骨が見つかったなら、「30年近く、(中略)その井戸の底にいたのだ」という話もおかしくなります。
素人の投稿とはいえ、もっと設定やプロットのしっかりしたものを読みたく思います。偉そうなコメント失礼。
おばあちゃん 2010年に70歳で他界。1940年生まれ
その母 30歳でおばあちゃんを出産 1910年生まれ
おばあちゃんの叔母 とみおばさん 1912年生まれ
とみおばさん 14歳で失踪=1926年 30年後に発見=1956年 この時おばあちゃんは16歳の高校生。
設定はノープロブレムでしょ。
まぁ使ってない古井戸だったのかもしれませんが だとすると やはり素行が悪くて悪評を恐れて 身内に厄介払いされてしまったのでしょうね
お婆ちゃん、曾祖母、とみおばさんの生年が全くの仮定な時点で、数10年程度の誤差は発生するでしょ。
一族の面汚しとばかりに「悪い見本」扱いされてたとみチャン・・・(´;ω;`)