日本有数の豪雪地帯として有名な秋田県横手市に伝わる、
全くもって得体の知れない不気味な話
ある年の冬、
子供たちが雪を積んで、
かまくらを十ばかり作った
そこへ川井昌助という男がやってきて、
何の気なしにかまくらのひとつを覗いてみた
中では、あろうことか
子供たちが男の死体を斧で切り刻んで遊んでいた
かまくらの中は
鮮血でいっぱいになっていたという
仰天した川井は、
もうひとつのかまくらを覗いてみた
中では、やはり
子供たちが笑いながら女の死体を弄んでいた
茫然とその光景を見ていると、
やがて子供たちがゾロゾロと
かまくらの中から這い出してきた
十ばかりあるかまくらから出てきた子供たちは、
皆一様に大人の生首を持っていたという
真偽も、この猟奇事件の顛末も、
子供たちの正体も一切伝わっていない
ただ天保の末頃の話だという
【意味怖】意味がわかると怖い話の最新記事
コメント
コメント一覧 (5)
なぜ男性の名前だけフルネームなのか?の方が気になる☆
何歳くらいを子どもとした話かもわからないけれど、6〜8歳程度と考えると、軽めの大人でも数人でとはいえ、運ぶのは難しいし、カマクラの中で殺害したとしても、そんなに何人も?
豚の解体をまねして、子どもが人を…なんてのは読んだことあるけど、まぁ 気持ちの悪い話よね〜☆
天保の大飢饉のとき、秋田は普通に豊作で岩手などから餓死寸前の農民が逃げ込んできたのは歴史的事実です
話を聞く限り、そういう都市伝説的な話に聞こえるけど。