工場で夜勤勤務していた時の話。

普段は3~6時くらいに仕事が終わるのですが、
その日は仕事も特に無く0時過ぎに帰れる事に。

特に何事も無く車で1時頃にボロ家(アパート)に着き、
駐車場にバックで車を停めようとした時の事でした。

いつもならただ前後に注意しながら車をバックさせるだけなのですが、
その日はなぜかバックしている最中に顔を上げて
アパートの方に目を向けました。

すると、3階の窓の方に顔があり、
その顔は私の方を見ていました。

普通に顔があるだけなら

「誰か起きてるんだな」

と思って別に気にしないのですが……

その顔、緑色な上に
皺で顔がただれていて
口と目が空洞のように真っ暗だったんです。

視界に入った途端に
ゾクッと嫌な感じが全身に走り、
毛が逆立ちました。

勿論すぐに顔を下に向けましたし、
すぐにブレーキを踏んだその振動のおかげか、
とりあえず車を駐車場に停める事に集中する事にしました。

その後は上を見ないようにして車から降りて、
自分の部屋までダッシュしました。

それでも無性に怖くて仕方なくて、
親が寝ている布団を揺すり起こし
今起きた事を説明しました。

「あの部屋の人、悪戯好きだから」

とか慰めでもいいから
言って欲しかったのかもしれません。

しかし、親から帰ってきた言葉は
私の期待を裏切るものでした。

「あの部屋、結構前から誰も住んでいないよ」

と。

ちなみに今でも3階のその部屋には誰も入居していません。

ボロのせいかな。

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