これは俺が中学生の時の担任の話なんだが。

先生の名前はHってことで。

夜中にふと目が覚めるとカーテンが開いていた。

Hは寝る前には閉めたはずなのにと
不思議に思って閉めに行くと、
窓の数メートル先に女が立っていた。

その時Hはよく分からんが、

「何だこんな時間に、世間知らずな」

とかわけの分からんことを思いながら
カーテンを閉めてまた寝床についた。

しかし、そこでHは異変に気づいた。

ここは二階だ・・・。

Hはもう一度ゆっくり窓まで行き、
カーテンをばっと開けた。

すると、そこには窓一面に耳元まで裂けた笑い顔の女が
べったりと張り付いていた。

Hはカーテンを勢いよく閉めると
しばらく棒立ちになっていた。

今度はバットを持ってきて
再びカーテンを開けると
そこには何もいなかったそうだ。

ちなみに、Hはめちゃくちゃ金縛りにあいまくってて、
車の中でもなったことがあるらしい。

今はどうなってるか知らんけど。

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