高校2年の時に修学旅行で沖縄に行った。
行く前に母から
沖縄では洞窟(ガマでしたっけ)にだけは行くなって
口が酸っぱくなるほど言われた。
(戦時中に皆そこに逃げて、
亡くなった人も沢山いたから霊の溜まり場なってるらしい。
私はそういうものを引き寄せやすい体質らしいから
絶対にガマには行くなと言われた)
だからクラスでガマに行くときには参加せずに
バスの中で待ってた。
担任に話したら了承してくれたし、
なによりバスの運転手とガイドさんが
「そういうのを感じやすい子は残った方がいいから、
君は正解だったね」
って言ってきた。
バスの中にいた時も胃痛が酷かったから
入らなくて本当によかったと思ったよ。
その時はガマに入らずに済んだんだけど、
修学旅行では自分で選ぶコースがあって、
あれで私はガマだと知らずに
洞窟探検というのを取っちゃったわけだ。
知った時は怖くて参加するかすんげー迷った。
でもそれは絶対参加しなきゃいけないやつで、
担当の先生も私の担任のように理解がある人ではなかったから
怖くて参加したくないとは言えなかった。
名称は伏せるが(言っていいのかわからない)、
そのガマは戦時中に子供が生まれたとかなんかで
結構めでたいことで有名。
でも亡くなった方はもちろん出てるわけだ。
ガマの中を水に濡れながら探検して、
その時はまだ友達と騒ぎながらだったから怖くなかったが、
中央部にたどり着くとガイドのおじさんが
戦時中に降伏を呼び掛けた外人の真似をし始めて
「当時ここにいた人達が体験したことをかんじてください」
と言い、
更にサトウキビ畑の唄を歌わせ始めた。
その時にラジカセが何故かノイズばっかで音が鳴らなくて
ガイドの人たちが
「あれ?さっきは鳴ったのに」
とか言ってたのが本当に怖かった。
んで、そんなことがあった沖縄から帰って来てからしばらく、
午前2~4時とか4時半くらいまで
数々の近付いてくるラップ音と金縛りが続いた。
もう半泣き。
熱が出て学校休んだりしたし。
更にはうちの母が(そういう第六感的なものが昔から強い)
「あんたが帰ってきてから金縛りに会うんだけど。
顔が崩れた男が夢に出てきて怖い。
何か持って帰って来たでしょ」
って言うんだよ。
確かにそのガマの岩で作られたキーホルダー
(ガマの中央部で宝探し的なことしてたときに偶然見つけ、
その場で友人に譲ればいいものの、
何故か知らないうちに持って帰ってきてた)と、
海で拾ったサンゴを持って帰ってきてて、
それを言ったら母に怒られた。
部屋に盛り塩しようとしたけど
「変なやり方したら怖いからやめろ」
とも言われた。
正直捨てたいんだけど
何があるかわからないから
捨てらなくて今も私の部屋にある。
2ヶ月くらいしたら
ラップ音も金縛りも何もなくなったが、
未だにふと思い出すと怖くなる。
そのガマで作られたキーホルダーとか海で拾ったサンゴは
今は何も害がない(と私は思っている)が、
このまま持ってていいのだろうか…
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コメント
コメント一覧 (10)
東京大空襲では一晩で10万人が焼き殺されたのに、怨霊話はほとんどない(全くないわけではないが)のと好対照です。本土の人間が沖縄に行って祟りに遭った話は多いが、沖縄の人間が東京で祟りに遭ったという話は、私は聞いた事も読んだ事もありません。そんな実態からも、日本本土人にとって沖縄は、喉に刺さった魚の小骨のようなものなのかと思います。
以上は私の勝手な考えです。実際に沖縄の人々はどうなのでしょうか? 沖縄人でも、ガマに入って祟られる事はあるのでしょうか? 知りたいものです。
洞窟探検担当の担任にも、自分の担任から (ややこしい)ちゃんと不参加の理由なりを説明してもらう事は出来たと思うし、母親もそんなに心配なら、担任に自分で言うべきだと思う。子供に行くなと言っても、あくまでも学習の為の旅行だから、修学旅行内の行動を簡単に別行動なんて許されない。病気は別にしても。
帰って来てからも、何か憑いてきた〜って 我が子がそうなり易いのが分かっているのに。
チャッピーなら、防ぐのは無理にしても、効くのかわからないけど 御守りや、数珠などいつも持たせると思うし、憑いてると思うならお祓いに行くとかしたらいいのに!! と、何だか 親らしくない お母さんに イラっとしました☆
ガマ限定なんですね。
と言うか、世の中には、事故・事件・災難等で非業の最期を遂げた方々が居らした場所や地域が沢山あると思いますが、そういう場所を避けて歩くのは、至難の技ですよね。
霊を引き寄せやすい方は、一切外出出来ませんね。って「んなこたぁーない」(▼_▼)byタモリ
!お気の毒に・・もうワシ言う事ないで。常連が全て言うとる。「ガマ」だけ特別に話が多いが、そんなん言うたらホンマに戦死者を冒涜に・・って要らんな。「ガマンならん」とは!沖縄で戦死した人の思いです。いつもワシらばっかり幽霊にしやがって~と苦情が聞こえます。ほんとは、「行きたくない戦争で命落とした人間の声を伝えたい」って感じるのがベスト。何でも悪霊系にされるんは我慢ならん。これが正解解説じゃ~。死にたくないけど、昔も今も、特攻する奴はおる!神に祈る「ありゃま記念」のワシじゃ~。お願い!贅沢しません。勝ったら殆ど、被災地と とある施設に寄付します!金が欲しいんじゃないんです。壁を超えたいんです。私生活ガマンします。頼むわ~(  ̄ー ̄)ノ🐴🐵マリアさま~・・・紐(相手)は明日発表じゃ!次いくよ~。
勝ったら、ここの皆全員招待で、焼肉ヨロ~( ´∀`)♪
国際通りですら昼間から出るスポットもありますが、あちらは亡くなった事を認識していない為か憑くといった事はほぼ有りませんし(何らかの影響を受ける方もいますが)。
ガマは避難する隠れ場所とされる一方で、捕虜にされないよう地元住民を閉じ込めておく場所にもなっていたのですが、そこで過ごす何日間は「殺されるのか」「自害しなければならないのか」と押し付けられる死への怒りや嘆き、悲しみが募っていった場所にもなっていますから「出たい」「助けて欲しい」と縋って来ると云われます。中には生きている者に対し、怒りをもって憑く場合もあるそうです。
なので無念の思いで亡くなった方々が集まる場所であるが故に、刺激せぬよう悪戯に入らないようにと教え伝えられています。実際アタる人もいますからね。
修学旅行等で伝える為に公開や案内はしていますが、感じやすい方や憑かれやすい方はお守りやお塩を持っていくのが良いかと。ガマに現れるものは殆どが死んだ事を理解しており、死に対して納得出来ていない場合だったり生に対して執着や怒りを持ってしまっている場合だったり、何かしらの強い感情をもって現れるのでアタると本当に大変ですから。
多いって言われたら沖縄の方が多いですがね。
防空壕でビクビクしながら火炎放射器等で焼き殺されるのと一瞬で空襲で殺されてしまうのとじゃ霊の出方も違うんですかね。
ハワイやオーストラリアの聖地から石を持ち帰ってエライ目にあった旅行者も皆そうやって返却する。
忘れてはいけない場所なだけ