母方の実家は、
女には悪いモンがつく筋といわれていて、
7歳と13歳の時に、
実家近くにある神社の池のところにある小さな祠に、
水と黒い石をお供えをして、
その悪いモンから守ってもらう、という習慣がある。

そこの神様は呼び方が「サノアさん」(サというよりシャかな?)、
もしくは「サンノアさん」「サーノアさん」(シャンノアさん・シャーノアさん?)という感じで、
私も二度サノアさんにお参りにいった。

20歳の時まで悪いモンにつかれなかった時は、
今度は白い石を持っていき、それをお礼としてお供えして、
黒い石は池に放り投げて、サノアさんに清めてもらう。

母もお参りをしたが、
母のすぐ下の妹は13歳の時に何かの事情があって、
(母は詳細を言うのを嫌がった)
お参りをしなかった。

その人は精神を病んで、
現在は精神病院へ入院している。

そしてさらに一番したの妹も、
体が弱く入院していて、
お参りを一度しなかった。

その人は19歳の時、
ある駅のトイレで自殺をした。

母と三番目の妹は、
二度ちゃんとお参りをしたから大丈夫だった、
と母は言う。

本当かどうかわからないけど、ちょっと怖いので、
もし自分に女の子が生まれたら、
念のためお参りに連れて行こうと思う。

ちなみにちょっとズレるけど、
母は末の妹が自殺する前の日、
偶然かもしれないけど、
家の中で大量の蛇をみかけた。

その蛇たちはタンスの裏側にするすると入っていき、
いそいでタンスの裏を覗いたが何もいなくなっていた。

自殺と関係あるかどうかはわからないけど、
もしかしたら蛇が関連する神様なのかも、
と思ったりします。

【意味怖】意味がわかると怖い話の最新記事