21か22の時の話。

俺が住んでる辺りは
真夜中にあまり徒歩の人間はおらず、
正直誰かがいるだけで気持ち悪い。

犬の散歩やハーフマラソン時期のランナーは気にならないが、
それ以外の存在は異質である

その日、俺はいつも通り走ってた。

家を出て数分後、
反対側の道路に男が立っている事に気づく。

気持ち悪い事にソイツは
片方の肩をダラ~ンと下げていて
非常にヤル気の無い雰囲気だった。

なんてキモイ野郎なんだと思い
気になって仕方なかったんだが、
やはり人をあまり見つめるものではない。

すれ違う際に反対側の道路をチラッ見ると、
ソイツは35歳前後で

人生に絶望してる
or
空腹最高潮

といった顔をしてた

通りすぎて数秒後、

『もしかしたら追いかけて来て
刺す気なんじゃねえか!』

とビビった俺は振り向いた

誰もいない。

色々見回しても姿が無い。

見間違えそうなモノも無い
というより
表情まで見て人間だと確認しているから
見間違えなわけがない

とはいえ居ないもんは居ないんだから
見間違えだと思うしかない。

俺が前を見て再び走り出そうとしたその時、
足から首にかけて電流のように寒気が走り、
全身鳥肌状態となった

何が何だかわからないが
ヤバイと直感した俺はダッシュで家まで逃亡。

帰ってから考え、
もしかしてアイツって
幽霊なんじゃないかと思った

怖いとか幽霊だとか考えて
鳥肌が立つのはわかるんだが、
鳥肌が立ってから怖いと思ったのは
人生唯一の出来事。

俺より上の世代によると
そこは事故が多発していた過去があったそうだが、
あのヤル気の無い男がなんだったのかは今も謎である

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