以前老人ホームに勤務していた時の話。
4階建ての大型の施設で、
部屋は相部屋。
エレベーターに近い方から
1号室、2号室と部屋が区切られていた。
そのため、
階層問わず自力で移動できる介護度の軽い人ほど
若い番号の部屋に集められていたのだけれど…
ある日の深夜、
全階層の1号室から一斉にナースコールがかかった。
そしてコールを鳴らした全員から同じ訴えがあった。
「窓の外で、男の人が上から下へと降りていった」
先ほども書いたとおり
1号室にいた人たちは比較的しっかりしていて、
たちの悪いいたずらをしてくるような人たちでもなかった。
なにより普段から交流もないし
携帯を持っている人も当時はおらず、
口裏を合わせて一斉にコールを行うなんてまずできるはずはない。
すぐさま周囲を捜索したけれど人影はなし。
それ以降は特に訴えも異変もなく経過して、
結局何があったのかは謎のまま。
心霊現象であれそれ以外であれ、
どちらにしろ恐ろしい話。
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コメント
コメント一覧 (11)
カーテンなり、ブラインドなりで閉じていますよね?
時間設定を、昼間にしないで深夜にしたのは、怖さを増す為だったのかもだけど、
カーテンの存在、忘れてたでしょ?
カーテンも閉めているだろうし、窓の外の様子はそんなにはわからないだろうし、みんな揃ってナースコールを押すという行動をとるのも不自然な気がします。
そして全然怖くない。
カーテンかブラインド開けて見たということかな。
舞空術みたいに
すーって下がっていったのしら
ハンドパワーです
当時はカーテンが引いてあったのですが、窓のすぐ前に街灯があるので外に何かいれば影が大写しになりましたね
あと施設利用者、しかも相部屋だと眠りの浅い人が多いようです
ちょこちょこ巡回に回ってるせいだろうので申し訳ないですが
看護婦さんが可愛くてみんなで一斉に押そうとかいたずらしたってのが一番有り得そうだけどね。