私が子供の頃住んでたある田舎町でのこと。

ある不幸な兄弟がいた。

その兄弟の家では
母親が食事等の面倒を一切見ない。

近所の某スーパーで哀れんで
店の売れ残りなどを食わしていた。

ところがある日兄弟は誤って
閉店後の店内に閉じこめられてしまった。

北海道の冬は寒い、
ついに兄弟は頭がおかしくなったのか
店に放火してしまったらしい。

警備員がそれに気付いた時はもう後の祭りだった。

兄弟に店からでるよう声を荒げた。

ところが兄弟は
それでかえって恐ろしくなったのか
店の奥深くへと逃げこんでしまった。

二人が黒こげ死体となって発見されたのは
翌日のことであっという。

ほどなく周辺で兄弟の霊が見たという噂がたった。

目撃証言によると二人ともひどいやけどで
いずれが兄で弟がさえもはっきりせず、
化物が二人手をつないで歩いてるかのようだったとか…

ちなみに焼失したスーパーは、
ほどなく再建されたが事件から10数年たった

今でも深夜に警備員が巡回していると、
どこからか声が聞こえてくるとか

「熱いよー熱いよー」

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