僕の友人の話

そいつは霊感が強くて、
子供の頃からたくさんの経験がある。

そいつが小学生のとき、家族であるお寺に行ったとき、
そこの住職さんに呼ばれたそうだ。

「君は霊感が強いから。」

と話し掛けてくれて、もし霊に出会ってしまったら、
九の字(?)のおまじないをするといい、
とそう教えてくれたそうだ。

住職はそれで変な事は起こらないし、
霊除けになるから、と言う親切心だったようだ。

この話はその後オチがある。

その後、彼の枕もとに霊が立った。

彼に言わせるとおっさんだったようだ。

当然怖いので住職さんの教えを思い出して、
布団から手を出し九の字を切り始めたところ・・・。
バンっとその手を霊がはじくように思いっきり叩いたそうだ。

その後、おっさんの野太い声で、

「無駄な抵抗するな。」

と。

それ以降、彼は覚えていなくて気が付いたら朝だったらしい。

【意味怖】意味がわかると怖い話の最新記事