大学の同じ学科で仲良かった6人グループの仲間の1人、
A君の話です。

二回生の秋頃、
A君の様子が急に変わりました。

それまではあまり付き合いも良くなく
飲み会もたまにしか参加せず、
講義が終わると一人暮らしのアパートに帰ることが多かったA君が、
ある時期から急に飲み会に参加し、
友達の家を泊まり歩いたり
友達を泊めたりするようになりました。

明るくなってよかったやん、
となるところでしたが、
あまり毎日泊まったり飲んだりなので
仲間は心配していました。

変わった理由を聞いても、
的を得た答えは返ってきません。

しかし飲み会でたまたま2人になった時に
酔っ払ったA君にもう一度聞いたら、
彼がこんな事を話し出しました。

A君の様子が変わる前のある日、
いつものように一人暮らしのアパートで
電気を消してベッドに入ったそうです。

うまく説明しにくいんですが、
電気を消してすぐ目を瞑ると、
瞼の裏に白いモヤモヤしたのが浮かびますよね。

そのモヤモヤが何となく
人の顔の形になってきたらしいんです。

あんまりにもハッキリ顔の形になってきて怖くなり
目を開けるといたらしいんです。

白いモヤモヤのままに、女の顔が。

それ以来怖くて一人で眠れない、
と言っていました。

結局それが彼女を作る原動力となり、
卒業してすぐに結婚しました。

でも今でも枕元には
御守りを置いているそうです。

実は心臓があまり良くないらしく、
次に女が出る時は自分が死ぬ時のような気がする。
と言っていましたが、
十年たった今もA君は元気です。

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