俺の地元には秘密の儀式がある。

他の土地の人には秘密なので詳しい話は書けないが、
12歳になると必ず受ける。

儀式があって、
俺も他の子と一緒に受けた。

地主の古い屋敷(今は誰も住んでいない)が儀式の場所になっていて、
その屋敷の奥にある四畳半くらいの部屋に、5人が詰め込まれる。

外から南京鍵で閉められて、
完全な密室状態にされた。

儀式は夜中の0時くらいから夜明けまで行われて、
その間部屋で過ごすというもの。

で、一つだけルールがあって、
絶対に右を向いたらダメだという。

右っていうのは、
その人から見た右側。

詳しい話はできないが、
もう二度とあの部屋には入りたくない。

たまに里帰りするけど、
まだ屋敷を見るだけで背筋が凍る。

俺達はこの儀式を、

「右殿様(うどのさま)」

って呼んでる。

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