私の友人のマジ話をひとつ。
 
友人A君はカヌー部だったんですが、川で早朝練習する前に、浮いてるゴミを 
ボランティアで清掃する決まりがあったそうです。 

ある日清掃していたら橋の上からおばさんが、向こう岸に大きなゴミが浮いてる 
とのこと。スイーッとカヌーで近寄ったらなんと子供のフローターでした。 
結構長い間漂われていたようで、一目ではそれと分からんくらい酷かったとか。
 
こみ上げたA君は思わず上体を横にずらして川にリバースしたんですが、 
よほどパニくっていたのかバランスを崩してカヌーが転覆。
 
自分の吐瀉物と目前にフローターが浮かんでる川の水をたらふく飲み込み、 
ほんとに死ぬかと思ったそうです。 

結局近くにいた他の部員に無事救助されましたが、 

「水中で吐いたら自分の下呂でおぼれる事になる。勉強になった。」 

それからA君はプチ水恐怖症になり、カヌー部でも記録係になりました。 

まあここまではA君のドジ話なんですが、不思議なのはそのとき他の部員だれも 

おばさんの存在に気づいてなかったんですよ。部員20人位いたんですが・・・ 
まあ偶然でしょうけどね。

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