俺の知人の話

彼はとある飲食店を経営しているんだが、
彼の側にはいつも小さな女の子がいる。

もとい、小さな女の子の霊がいる、らしい。

俺は霊感ないんだが、
友達はバリバリの霊感持ち。

彼と友達が何度目かに会った時、
友達は女の子の霊が憑いていると彼に言った。

彼は

「知ってるよ。
でも一緒に居られるなってだけでいいんだ」

と言った。

彼は以前娘さんを亡くしていた。

きっと娘さんと一緒に居られるなら霊だろうがなんだろうが嬉しいんだろうと、
その場では話は終わった。

問題は食い終わって帰るときに友達が言った言葉。

「あれはあの人の娘さんじゃないよ」

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