幽霊が見えると言う友人の話
彼が小学生の時、
初恋の女の子が交通事故死した。
女の子の通夜から帰った夜、
彼は部屋の窓を叩くノックの音で目が覚めた。
女の子が窓の外からノックしている。
彼がそれに気付くと
「開けて‥」
と女の子が言った。
彼は冷静に女の子が幽霊である事を悟った。
大好きだった女の子
彼は好きだと言う言葉を女の子に伝えようと
ベッドから起き上がった。
すると背後から
「開けちゃ駄目だよ」
と声がした
振り返ると怖い顔をした老婆が
ベッドの上に正座している。
体中の鳥肌が立ち、
彼は動けなくなり老婆から目が離せなくなった。
「お前に取って良いモノなら、
お前に許しを得ないでも家に入れるはずだよ。」
老婆はしわがれた声で言う。
背後から女の子の寂しそうな声が聞こえたそうだ
「さようなら」
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コメント
コメント一覧 (9)
幼すぎて 1人で逝くのが嫌だったか……
友人の家は団地やマンションの高層階で、彼が部屋の窓を開けたら……
現れたお婆ちゃんはご先祖様かな?
子供ながらに どちらに対する恐怖かわからないにしても体が(本能?)開けてはいけないと判断したのかな ☆
こういう話しにオチを期待しちゃいかんわな。
一緒に連れていこうとしてた様な言われ方だが もしかしたらお互い両想いで 最後に好きだと伝えたかっただけかもしれないのに…
そっちの方が メルヒェンチックだったけどね~
再見(;-;)/~~~
女の子の霊が、寂しそうな声で「さようなら」と言ってるのが無念。