親族に知れるとちょっとやばいのだが、
うちは男系の分家が必ず絶えて、
本家か女系の分家しか残らないというのがある。
先祖から伝わる話によると、
うちの先祖が住んでいた村に山伏がやってきて、
はじめは村の者が世話をしたり親切にしてやっていたが、
そのうちやかましくホラ貝を吹いたり、
狼藉を繰り返したために、
村人がよってたかって殺してしまったそうだ。
その後、大勢の仲間の山伏が来て探し回ったそうだが、
洞穴にその亡骸を隠し、とりあえずは事なきを得た。
しかしその後、村では疫病が流行ったり、
火事が起きるなどよからぬことが続いたため、
山伏の祟りということになった。
うちの本家は神職で、
その霊を祀り祟りを鎮めようとしたが、
分家筋は皆長続きせず、
本家のみ神威で守られているという。
かくいう私も父の代から分家したが、
弟は統合失調症になり、私は独り身でいる。
所詮こういう因縁を持った家系だと悟って、結婚はあきらめたが、
そう悟ったころから、金運とか、他の面ではなにかと恵まれるようになった。
ただ一点、子孫だけは残せないのが気になるが。
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コメント
コメント一覧 (11)
何万人いると思ってんの?
贅沢な悩み。
私も。
鶏飼ったら早朝にこけこっこーと鳴かれるのを覚悟しなきゃ。
同様に山伏囲うなら(以下略)
子どもが成人したら別世帯になるのは当たり前では?