昔行ってたバイト先の社長の親戚一家の話です。

その人達の住んでいる家は元は沼地で、
神様を祀った祠があったけれど
どこかに移動させ家を建てたそうです。

そうして何代か前にそこに越してから、
生まれる子供の半分はかなりな秀才で
残りの半分は精薄か奇形だとか。

現在のご当主は秀才の方で若い頃は健康だったのですが、
数年前に体が生き腐れる病気にかかったそうです。

いくつもの病院で検査を受けたのですが原因は不明で、
いわゆる『らい病』に似ているけれど
『らい病』とはまた違う病気だと言われたそうです。

体は腐って行くのに痛みもなければ腐敗臭もしない。

人にも移らない。

みかねた社長が知り合いの霊能者に頼んでみたのですが
その家を一目見て

「とんでもない神様を怒らせてしまっている。
こんなのを除霊したら私が食われる。
申し訳無いが他の人に頼んでくれ」

と言われたとか。

落ちはありません。

現在そのご当主はすでに亡くなられていると思います。

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