簡単に我が家の紹介します。

家は曾祖父の時からある築90年

祖父や父親が所々手を加えたりしたので、
壁紙貼ってたり土壁だったりで
綺麗か汚いのかよく分からない見た目。

住人は
祖父母、両親、自分、弟1、弟2

自分→産まれてすぐに祖母の神頼みで生死を彷徨う。霊感なし。

弟1→喘息で幼い頃から何度も生死を彷徨う。そのせいか霊感あり。

父親→弟1の霊感を面白がる。

母親→基本なんでも「気のせい」で済ます。

弟2→弟1の霊感のせいで色々巻き込まれる。

弟1は小さい頃から出かけた先で急に泣き出したり

「あの人怖い!!!」

って号泣しながら誰も居ないところを指差す子だった。

なので小学生の頃には慣れてしまって
基本的にいつも冷静

ただそこにいるだけの霊は基本スルー

見た目とか酷い霊は一瞬立ち止まって
「あ」と言うだけで霊がいるなんて誰にも話さなかった。

けど自分が小学生の頃、
初めて自宅での霊体験をした。

仕事の関係で両親の帰りが遅い日が多々あり、
その度に弟2が泣きながら親の後追いをするのがいつもの光景

その日も親が出かけてしばらく泣いていた弟2は
泣き疲れて茶の間で寝てしまった。

まぁ、いつもの事なので
自分と弟1は茶の間で祖父とビデオテープに録画したもののけ姫を見ていて、
祖父母の部屋で祖母は子供が眠くなっても良いように布団を敷いていた。

しばらくして寝ていた弟2が目を覚まし
また親がいないと泣きながら廊下に出たのでしばらく放置した。

そしたら急にピタリと泣き声が止まって

「おかあさん?」

と言う声と階段を登ろうとする音がしたので
慌てて弟2の後を追いかけた。

我が家の階段は
トトロに出てくる主人公の家と同じ急な階段

3歳子供が登って落ちたら大変な事になる。

見つけた弟2は既に数段登っていて慌てて捕まえると

「おかあさんが二階にいた」

と言い二階を指差す。

まだ帰ってきていない事を伝えながら、
ふと二階を見ると確かに何かいた

黒い影のような物が覗くように顔を出して
こっちに手招きしていた。

声も出せず弟を守らねばと思った自分は
慌てて祖父母の部屋へ行き布団に潜り込んで
そのままその事はずっと黙っていた。

それから数年後、
ふとした時に兄弟でその話題になった。

当時の事を弟2は覚えていて
確かにあれは手招きをしていた。

その話を聞いて
霊感のある弟1は普通の顔でやっと気付いたんだと言った。

二階に行くたびに
あの影の視線がずっとこちらに向けられていた事。

それに影響?されて
二階の寝室に女の霊がいて、
子供が寝ている布団の縁を一晩中歩いている事。

女の霊に関してはいつも気のせいにしている母親が
足音と布団が沈む感覚を感じていました。

その他にも物が勝手に落ちる。

テレビが深夜に突然つくなど色々ありますし
自分自身の体験もありますが
その話はまたの機会にします。

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