俺の母親は元幼稚園の先生で、
ピアノももちろん弾ける。
それで、
母さんは子供の時から使ってたピアノを、
嫁入り道具として持ってきた。
俺が生まれたときからあったピアノだから、
俺もよく弾いてた。
それなりにでかくなってオタになってから、
身の回りにあるものの擬人化にハマった。
それで、ピアノを擬人化したんだ。
他の物を擬人化しようとしたときはかなり迷ったりしたのに、
ピアノの時だけは、少しウェーブのかかった黒髪の白いワンピース(レースついてた)着た
かわいい女の子としか連想できなかった。
ある日寝てたら、地震が起こった。
でかい地震だった。
目を覚ましたら、
丁度天井が落ちてくるところで、
目の前に天井が迫ってきてた。
(あぁ…死ぬのかな…)
呆然とそう思ってたら、
天井がガガって言って止まった
不思議に思ってたら、
耳元で
「大丈夫」
って声がして、
あわててよこを向いたら、
擬人化したあのピアノが笑ってた。
かなり美人だった。
助け出されるまで隣にいて、
「大丈夫」
「絶対助けてくれるよ」
って励ましてくれた。
人が来て、天井が持ち上げられる時に
「じゃあね」
って女の子は消えた。
ピアノは傷だらけだった。
今でもピアノは調律しなおして大事にしてます。
たまに女の子も夢にでてきます。
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コメント
コメント一覧 (16)
若禿げさんも、お人形チャンに、可愛いお洋服を着せて、常に行動をともにして大事になさってらしたら、いずれは、ピノキオみたいに・・・
ただし、途中、回りの方々に、怪しい人と噂されても、当局は一切関知致しませんけど(。・・。)
レディー ガガッ!
「思い出して頂戴~♪」(^O^)
とっさによく思いつくなあ。天才。
二部構成とは管理人も只者ではないな。
大切にしてあげて!
鈴音ちゃんの声最高っす