あたしが研修医として病院勤務を始めて3日目のこと。
夜中1時頃、指導医と一緒に
一階からエレベーターを待っていた。
エレベーターがつくと、
スーツ姿の男性が乗っている。
顔色が悪く、
視線の先がよくわからない。
男性はなぜかエレベーターを降りない。
指導医は構わず乗り込み、
あたしもあとについた。
ドアが閉まり、
目的階のボタンを押すと、
指導医は
「お前、後ろ見んなよ。絶対に。」
といった。
いやな予感がした。
背後には男性の気配がある。
エレベーターは目的の階につき、
あたし達は降り、
ドアはそのまま閉まった。
「さっきの人、なんですか?」
と尋ねると、
指導医は
「ん?ああ、昨日の朝急変して死んだ人だよ。
お前いなかったっけ?
まあいいや…。
あ、もう今日は帰っていいぞ。
さあ寝んべ寝んべ、、」
とだるそうに答え、
ふらふらと当直室へ消えて行った。
あたしはこんなところで働くのか……
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コメント
コメント一覧 (16)
病院のあの臭いと雰囲気は怖いですね。
見るなよ見るなよはフリなんでしょうか?
(´・ω・`)キャー
文章を書くのに「私」ではなく、「あたし」を使うのは、痛いです。
か、女性になりすました男性の投稿者さんかも?
遭遇する率が高そうな話だけに残念な感じ。
大抵、堅気じゃない人ですが🐯
昔の結核病院、今の国立病院で当直のバイトしたとき、風呂入ろうと思って病院の一番奥まで歩いて行ったら廊下に座ってる入院患者と会ってなんとなく世間話
途中で気がついたよ、こいつ霊だって
結核病院だったころの患者の霊だって
でも一通り話してから風呂入って寝た
特に怖くはなかったな
少なからずそんなところらしいよ。
がんばろう。主。