自分が一人暮らししていた時の事。

夜に友人が遊びに来ると言うので、
午前中から準備の為に出かけた。

友人と食うものとか飲むものを買って、
昼過ぎに帰ってきた。

アパートの近くまで来た時、
道に男性が一人ボーっと立っていた。

自分は別になんとも思わずにその前を通り過ぎたのだが、
その男性がフラフラと後をついてくるので、
怖くなって、わざと回り道をして
ビクビクしながらアパートに帰った。

夜にチャイムが鳴ったので、
友人が来たと思ってドアを開けたら、
そこに立っていたのは友人じゃなくて昼間の男性だった。

怖くて固まってしまったんだけど、
その男性は自分に無言で一つ風船(膨らましてある)を手渡すと、
そのまま去っていった。

部屋が知られたというのが怖かったけど、
特にそれからは何もなかった。

【意味怖】意味がわかると怖い話の最新記事