幼稚園の頃ってよく粘土工作したんだけど、
私は全然センスが無くて
いつも作品を仕上げるのは一番最後だった。

その日、
親が迎えに来るのが遅くなる様だから
少し待ってる間に粘土をいじってた

友達は親に連れられて帰っちゃうし、
幼稚園の先生は事務室に行っちゃってて
私だけがただひたすら粘土を練ってた

椅子に座って足をぶらぶらと揺らしながら
完成した粘土の作品を眺めてたら
足が急に動かせなくなって、
何だろうかとそこを見てみたんよ

そこには、
やけに変色したしわくちゃな両の手が
がっちりと私の足をつかんでた。

その日から足を椅子の下に置くのが怖くなってしまって、
大学3年生になった今も、
椅子の下に何かいるんじゃないか?
と考えてしまうようになって、
授業受ける時は、
常に座席の上で座禅を組んだ状態を保っています。

【意味怖】意味がわかると怖い話の最新記事