何度も時間を確認していたのに
突然時間が30分位進んでた経験ならある。

高校生の頃、
電車で1時間かけて通学していたので、
かなり余裕を持って家を出ていた。

うちの学校はちょっと特殊で、
取っている授業によって曜日ごとに授業開始時間が違う。

私は午前からの曜日と午後からの曜日の2パターンあって、
バカな私は今日は午後からなのに感違いして、
相当早く着きそうな事に気がついた。

さすがに2時間位待ち惚けはマズイと思って、
学校最寄りから10分もかからないそこそこ大きな駅で途中下車。

この時、時間は10時過ぎくらい。

授業は13時ごろなので、
12時半にまた駅に来てそこから学校へ向かえば問題無いと思って、
駅ビルで時間を潰した。

元来時間にはキチッとしている方の私は、
お店を眺めながらもケータイは手に持ったまま何度も時間を確認した。

11時…まだ1時間も経ってないのか。

11時40分…12時…12時25分…そろそろ駅まで戻ろう。

計画通りに時間を潰し、駅到着。

12時32分の電車に乗った。

今日から転校生がうちのクラスに入ってくるのを思い出し、
ちょっとワクワクしながら向かった。

10分もかからない場所なので
もちろん最寄りには余裕で到着。

学校はそこから歩いて5分。

特に寄り道もせず真っすぐ向かったので
間に合わないはずもない。

でも、自分の教室を開けたらみんな揃っていて、
ホームルームが終わったとこ。

時刻1時20分。

転校生もすっかり自己紹介を終えていた。

いやいやいや、なにこれ。

そうとうびっくりしたが、
勿論みんな笑って信じてくれない。

【意味怖】意味がわかると怖い話の最新記事