明け方5時ごろ、トイレに行き、
もう一度寝直すかと思って寝室へ向かっていたら
突然後ろから羽交い絞めにされました。

うわっ、泥棒かよっ、と思ったのですが、
羽交い絞めにされているのに腕が見えない。

けれど、
スースーと人の吐く息使いは
すぐそばで聞こえてきます。

首には右手?が巻きつき、
左手は手首が押さえられていて、
そのうち苦しくなり始め
膝をついてしまいました。

体感時間にして10分は経過していたと思います。

このままじゃ死ぬと思ったところ、
床に銀色の鈴が2個、
チリリンと転がってきました。

それを見たとたんに拘束が解かれました。

しばらく呆然とリビングで座っていましたが
意を決し振り返りました。

けれど後ろを振り返っても誰もいない、
床に転がってきた鈴もありませんでした。

意味もわからない、
なんで羽交い絞めにされたのかとか、
あの鈴はいったいなんだったのかと
今でもわからずじまいです。

鈴の大きさは根付とかによく付いている小さいものです。

あまりのことにその日は会社を休んで
寝室で震えていました。

金銭的に引っ越すことも出来ず、
同じ家に住んでますが。

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