俺が中学生だった頃のちょっとした話です。

座敷でゲームをしようと、
赤白黄の線(音声と映像を出力する奴)をテレビにつなぎ振り返ると、
足があった。

膝から下だけの足。

俺から見ると、
爪先は右を向いていた。

右足か左足だったかは覚えてない。

少しの間呆然となった。

すると、
足はスライドする様に後ろに下がり、消えた。

俺は生まれて初めて

「うわぁぁぁぁ!」

と、漫画やアニメでしかないと思っていた叫び声を上げた。

家族の誰かが来てくれると思ったが、
誰も来てくれなかった。

家族は居間でテレビを見ていたが、
ドアは開いていて、
俺のいる座敷とは距離にして5mもない。

だが、居間に行くと、
誰も聞こえてなかったらしい。

その日はゲームをせずに寝た。

翌日、妹が座敷の隣部屋で
クローゼットから服を取り出そうと選り分けていたら、
服と服の間に俺が見た様な足を見たらしい。

足は左右に爪先を振りながら、
ガサガサと音を立てながら
クローゼットの奥に引っ込んだらしい。

その後、俺の所まで慌てて来た。

それから、飯を食っていると、
廊下を着物?を着た子供が走るのを見たり、
階段の電気のスイッチを、
何度も入り切りする音が止まなかったりした。

高校に上がる頃から、現象は起きなくなった。

良くも悪くも害はなかった。

落ちはない。

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