10年程前の話を書きます。

その当時、僕は学生で厚木に住んでいました。

大学の友人4~5人と駅の近くで遊んで、
そのまま山の麓の僕の家へ来ることになりました。

時刻はだいたい夜中の1:00を回った頃でした。

僕の家へ向かう途中に
当時コ○ズという超大型のスーパーが有りました。

夜になると真っ暗で、
だだっ広いそのスーパーは
虫取りの青白いライトに照らされ気味悪かったんですが、
そのスーパーの手前辺りでひょんな事から怖い話になり、
友人の一人が幽霊はいないと言い出したんです。

そして、その友人が冗談で

「んなもん居るもんなら今出てきてみろよ!」

と言ったんです。

その友人がそう言うや否や、
コ○ズの地下駐車場の方から

「うわああああああああああ!!!!!。」

という猫の叫びと人語の中間のような
女の子の叫び声が聞こえたんです。

声は地下駐車場で反響して
その場にいた全員が何がなんだか分からないパニック状態に陥り、
瞬間的に全速力で走り出していました。

何十メートルも全員無我夢中で走り、
大分来た辺りで赤信号で足止めされたんです。

皆ゼイゼイしながら中には
パニックで泣き出す子も出る始末です。

そして、そんな信号待ちをしている僕らのその直ぐ真後ろで

「シンジテヨ・・・。」

という女の子供の声がしたんです。

もう皆再びわめきちらし
車も通ってなかったので
信号無視で全速力で僕の家まで走りぬけました。

その日は全員男も女も無く
皆集団催眠のように涙を流しながら
なんとか寄り添って寝ました。

そして、次の日、
幽霊を信じないと言った友人が
自宅に帰り家電の留守録を再生すると
丁度夜中の1;00頃にメッセージが一件入っていたそうです。

友人は怖くて聞かずに消去してしまったとの事ですが
何が入ってたんですかね?

ちなみにその時一緒だった全員は
未だに特に何も悪いことに巻き込まれてません

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