大学を卒業し、
就職のために賃貸マンションを引っ越しました。

私が引っ越した後、
何日も経たないうちに、
不動産会社からの呼び出しがありました。

数日前に、
壁紙などの内装を整備する業者の方が部屋に入ったそうで、
その際に変なものが残されていたのを見つけた、とのことでした。

天井の電気を覆うプラスチックのカバーの中に、
何本もの赤い紐がぎっしりと詰まっていたのだそうです。

同じような赤い紐が、
室内のいたるところに落ちていたらしく、
ドアノブにも何本も絡みついていた、と聞きました。

私も1本見せてもらいましたが、
指くらいの太さの和風の布で、
中に綿が入っていました。

下駄の花緒のような感じです。

長さは、腕より少し短い程度だったと思います。

あまりに異様な光景だったので、
一応私に確認を取ったのだそうです。

もちろん私は、
そんな怪しげな紐を残したりしていません。

引っ越しの日以降、
私はマンションには入っていません。

引っ越しの最後に、
不動産会社のかたと内装取り替えの必要の有無を確認しましたが、
そのとき部屋がスッカラカンだったのは、
立ち会いのもとで確認済みです。

赤い紐は、
全部でダンボール2箱分ほどあったそうです。

零感ですし、
そこに住んでいる間も変なことはなかったので、
引っ越し後にそんなことが起こるなんて、
気持ち悪いとしか思えません。

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