俺が子供の頃、
観光で田舎の旅館に泊まった時の話。
その旅館は、山奥にあって、
裏手には木々が生い茂っていた。
夜中、家族みんなで寝ていると、
旅館の裏手から女の奇声が聞こえてきた。
父と母は気付いてないのか、
まだ寝ていた。
気になった俺は、
窓から外をひょいと覗くと、
白い着物(?)を着た女が髪を振り乱して激しく踊っていた。
街灯も無く真っ暗なはずなのに、
何故かその女の周りはうっすらと光っていて、
恐怖心と好奇心が入り交じって見つめていた。
次の日、
両親に話しても全く信じてもらえず、
その話はその後ずっと忘れていたのだが、
つい最近ふと思い出して、
インターネットでその旅館をしらべて見ると、
俺が泊まるよりずっと前に、
そこで火事が起こり、
逃げ遅れた客が何人も焼け死んだらしい。
俺が見たのは、火が燃え移り、
もがき苦しんでいる女性の姿だったのかな。
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コメント
コメント一覧 (13)
そこで火事が起こり、
以来、焼け落ちた旅館は廃業していた‼︎
と続くのかと思った(・∀・)
んだ、んだ。きっとそうに違ぇねえ。
ギリギリになるまで気づかないもんですね。
風が強い日で消防車のサイレンも遠くに聞こえ
火事に気づいたのは焦げ臭いにおいででした。
酷似した話をここかな?聞いたことある
髪を振り乱して激しく踊っていた
ってヘドバンしながら
踊り狂う姿にしか見えない