前住んでいた家は
階段の踊場に大きな鏡がかけてあって、
自分の部屋のドアを開けると
真っ正面に階段、そして鏡って感じだった

それである夜トイレに行こうと部屋のドアを開けたら
その鏡におかっぱの女の子の首が映っていたんだ。
(もちろん階段には誰もいない)

目は虚ろなのに、
しっかりとこちらを見ていたから
視線を合わせたままお互いフリーズ。

とりあえず何も見てない何も見てないと
慌ててドア閉めたんだけど、
トイレ行きたいし
そろそろ夕飯の時間だからどうせ下降りるし…
と1人寝室で悶えていた。

するとちょうどいいタイミングで
母親(霊感有)登場。

部屋に入るなり

「あんた、呼ばなかった?」

と聞いてきた。

「いや何も?」

と返すと

「は?呼んでないの?
何言ってるのかは分からなかったけど
女の子の声が階段の方から聞こえたんだけど」

と不思議そうに首を傾げる。

まさか、と思い

「さっき階段におかっぱの女の子いたよ」

と話すと
母親はΣ(゚Д゚)ハッとした顔をして

「あぁ!それでか!あたしその子踏んだわぁ」

と笑い出した。

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