小学生の時の話なんだけど。
今日みたいな雨の日に、
雨の中傘さして家に帰ってる時、
前方から、小学生2~3年生ぐらいの女の子が歩いてきたのね。
水たまりがあちこちにあったから、
足を取られないよう、
前方と足下を交互に見ながら歩く。
女の子との距離が段々と近づく。
女の子の白と青の傘と、
ピンクの長靴が見えて、
また足下に視線を落としたら、
水たまりが黒い。
真っ黒。
他の水たまりは、
その下のアスファルトが見えてたんだけど、
それだけ真っ黒。
まるで深い穴のように。
びっくりして見ている間に、
女の子が水たまりに足を踏み込んだ。
そしたら、すぽっと、
女の子がその水たまりに落ちた。
その水たまりは、
女の子の体も傘も、
全部吸い込んだ。
唖然として一瞬固まってしまったんだけど、
「助けなきゃ!」
と思って水たまりに手を伸ばしたら、
そこに穴はなく、
ただアスファルトに手がついただけだった。
あまりの出来事にびっくりして、
ダッシュで家に帰って、
オカンに
「目の前で水たまりに女の子が吸い込まれた!」
と言ったんだけど、ガン無視された。
もう30年ぐらい前の話なんだけどね。
おそらく記憶を勝手に作ってしまったんだろうけど、
今でも不思議だよ。
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コメント
コメント一覧 (9)
子供の頃、あれは妙にリアリティがあって怖かった。
でも、手を伸ばしてアスファルトで良かったです
しらんがな
女の子
に罪があると良いんだけど
自分で否定しちゃうんだ。。。