【洒落怖】洒落にならない怖い話まとめ

【洒落怖】洒落にならない怖い話をまとめました!楽しみながら読んでいただきたいのですが、怖くて眠れない夜を過ごすことになるかもしれません。その責任は負えませんので自己責任でお読みください。

2016年01月



高校時代私には友達がいた。

友達と言っても時々お昼を一緒に食べたり
遊びに行ったりする程度の友達。

その子はサンローランのベビードールが好きで
よくつけていた。
(化粧や香水をつけてくるのは禁じられていたが、
守っている人のほうが少なかったw)

ある時からその子からベビードールに混じって
不思議な香りがするようになった。

甘いような苦いような妙に鼻につく…
不思議な香りだった。

その香りは日を追うごとに強くなり、
ある日を境にベビードールの香りは消え
その子からはその甘く粘っこい
不思議な香りしか香らなくなった。

それは花の香りでもなければ果物の香りでもないような…
強い印象だが正直どこか不快な香りだった。

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家族全員が日帰りで
まる一日家を空けたことがあった。

当時小学生だった俺は
興味本位で姉ちゃんと一緒に
テープレコーダーを家の書斎と寝室に設置し、
留守中録音していた。

夜遅く帰宅して翌日、
学校から帰ってきたら
姉ちゃんが血の気の引いた青ざめた顔をして
玄関に突っ立ってた。

「これ・・ちょっとあんた聴いて見て・・」

俺が恐る恐る何か残ってたの?
と聞いても姉ちゃんはその場に座り込んじまって、
泣き出してしまった。

意を決して近所の公園で友達3人集めて、
聞いてみることにした。

以下、録音されてた音声です。

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学校の近くに古い空き家があり、
子供たちの間でお化け屋敷のように言われていました。

木造の家で屋根や壁の塗料が剥がれていて
庭の草も手入れがされていませんでした。

それでも鍵が掛かっている事もあり
入った人はいなかったようですが、
悪戯されたのかガラスが割れていたり
落書きがされたりしていました。

友達でその家の前を通るのが怖いという子もいましたが、
私はただの古い家だと思っていたし
怖いという感情はありませんでした。

一見お化け屋敷のような家で、
そのために怖がられてはいましたが、
怖い噂はひとつもなかったのです。

友達の家に遊びに行き、
すっかり遅くなってしまったある日の事です。

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幼い頃、祖母の家に行くと
奥の間というところで遊んでいた。

奥の間はとても広く、
家具が置かれていないので
客間としても使われていたのだが、
遊ぶには適した場所だった。

その日は年上のイトコも来ていて、
一緒に遊んでくれた。

祖母の手拭いを借りて目隠しをして、
目隠し鬼をすることになり、
ジャンケンして俺がはじめに鬼をすることになった。

何も見えない恐怖と緊張、
耳だけが敏感に音を拾う。

「鬼さんこちら、手の鳴る方へ」

イトコの声がする方に手を伸ばしながら歩き回る。

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俺は今まで悔いを残さない生き方をしてきた。

つまり、とりあえずやりたいことは全部やろうって事だ。

自衛隊にも行ったし、強盗もしたし、
ごついナイフを懐に仕舞い込み夜の工業地帯を徘徊したこともあった。

まぁ、今になって思えばどこか病んでいたのかも知れないが…。

これから書くことは、まぁ、そんな中で体験した一つ。

怖いかどうかは、そっちで判断してくれ。

もう何年前になるだろう?

俺は過去に一度だけ家出をしたことがある。

虐めとか色々あって
生きているのも嫌になっていて。

だけど死ぬのは怖いから、
とりあえず見知らぬ場所にでも行ってみようと思ったんだ。

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