昔子供の頃、俺と兄貴は
同部屋の2段ベッドの上下で寝ていた。
ある夜、ふと目が覚めると、
ベッドの柵の外に腕がだらんとぶら下がっている。
たぶん兄貴が寝返りうつうちに、
外にはみ出しちまったんだろうと・・・
そう思ってもう一度寝なおそうとしたんだが・・・
よく考えたら、
今日は俺上段の方で寝てるんじゃん。
(毎日どちらが上で寝るか、壮絶なじゃんけん勝負が行われる)
んじゃ、この腕は・・・?
そこまで考えて、
とてもじゃないがそのまま寝てることもできんので
腕がぶら下がってる頭側じゃなく、足側から飛び降りて
下の兄貴に場所交代してくれるように頼んだ。
ぶつぶついいながらはしごを上る兄貴には
見えてないようだったが、
天井から生えた手はその間中兄貴の体中を這い回ってた。
それ以降その腕を見ることはなかったが、
俺はもう上段で寝ることは出来なかった。
そして、その原因も誰にも話さなかった。
兄貴は、次の年に事故で死んだ。
たぶん偶然だろうが、
もしも、もしもあのときのあれが原因なら・・・
俺は、兄貴になんて謝ればいいんだろう。
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コメント
コメント一覧 (11)
あの腕のせいで亡くなるとか無理があるし。
これは何も根拠が無いし偶然としか言いようがないでしょ。
謝る、謝らないとかじゃなくて、これからあなたが兄貴の分まで生きて幸せになることじゃないかな。
怖かった
腕100本ぐらい出せそうだね。
※いちど弾かれちゃった(〃´∪`〃)ゞ
ええ間違いないです。
ただ人はどうせ死ぬもの
深く考える必要はないです。
ガンにかかって死ぬのもエイズにかかって死ぬのも所詮誰かのせいであり自分のせいでもある
鳥インフルエンザを初めに日本に持ち込んだ人をせめられはしませんよね
そんで、何で自分が勝ったのに上の段に寝られたから必死の抵抗で
はしごを登る兄も手で押し退けてた。
体験者がこの※欄を読むことは無いとわかってても、書いちゃうね…。