私には死ぬほど怖かった実話を一つ。

私はもともと霊感は全くといっていいほどなく
肝試しに行っても特に何も感じたことはありませんでした。

そんな私が
大学入学を機に一人暮らしを始めたことが事の発端でした。

大学である講義を受けているときに
ふと子供の笑い声がきこえてきたんです。

生徒もかなりいる大きな教室だったので
最初は全く気にしてませんでした。

でも小さな教室での授業でも
それはたまにきこえるようになり
さすがに気味が悪くなり、
友達にきいてみましたが
友達は全くきこえておらず
気のせいだよと片付けられました。

その後もたまにきこえましたが
わざと考えないようにして過ごしいていました。

そんなある日コンパで遅くなって
家に帰ったときのことです。

朝干した洗濯物を取り込むのを忘れていて、
眠たい目をこすってベランダに出ました。

すると薄暗いベランダの端に
何かが落ちているのに気づきました。

近寄って手に取ると
子供用の靴下だったんです。

そのときは眠かったせいもあって
上の階の人が落としたのかな?くらいに考えて
翌日共用ロビーのカウンターに置いておきました。

その翌日に奇妙なことが起こったんです。

いつものように家に帰ると
リビングに何か落ちているのに気がつきました。

私は一瞬心臓が止まるかと思うくらい
ドキっとしたのを覚えています。

昨日の靴下が私のリビングに落ちていたのです。

もちろんベランダも玄関もカギはしていましたし
部屋を荒らされた形跡もありません。

私はパニックになり
急いで友達の家に逃げ込みました。

少し落ち着いてから
後日管理会社に報告しましたが
盗難などの被害が出ていない上に侵入した形跡がないので
気のせいだろうと言われました。

落ちていた靴下は怖くて捨てることも出来ず、
今は友達の家に置いてもらっています。

それ以来、
私は一人ではその家に入れず
家に帰るときは友達を連れて帰っています。

授業中の笑い声と靴下に関係があるのかは
今もわかりません。

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