【洒落怖】洒落にならない怖い話まとめ

【洒落怖】洒落にならない怖い話をまとめました!楽しみながら読んでいただきたいのですが、怖くて眠れない夜を過ごすことになるかもしれません。その責任は負えませんので自己責任でお読みください。

タグ:洒落怖



三日前に六歳になる娘が、
四枚のグシャグシャな百円札を右手に持って帰ってきた。

今時百円札を見るのに違和感を感じ、
どこから拾ってきたか聞いた。

すると娘は、
向かいに住んでいる同い年の女の子と近くの空き地で遊んでいたら、
目の前の空気がぼやけたから、手を延ばしたら何かあって持ってきた、
と言った。

その時、向かいの奥さんが家に挨拶に来られてこう言った。

家のMが百円札を持って来て、どうしたのって聞いたら、
空気が変なとこがあったから、手をのばしたら紙があって取った、
と言ったそうだ。

続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加



もう14、5年前の話です。

僕の家の裏には山があって、
2階の自室はちょうどその裏山に面していて、
裏山からの小道が部屋のすぐ横に通っていました。

当時学生だった僕は、
深夜ラジオを極小さな音で流しながら勉強をしていたのですが、
いつからかラジオとは違う音が
何処からかかすかに聞こえてくるのに気付きました。

気になってラジオの音を絞って耳を澄ますと、
それは裏山からの小道を歩いて下りてくる足音と、
子供の話し声の様に思われました。

深夜に子供が山から下りてくるというのは余りに非現実的だと、
より耳を澄ましてみても、
やっぱり聞こえてくるのは、

続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加



私は両親共働きの一人っ子、その上気の弱い方で、
なかなか友達は出来ず、
いつも一人で室内遊びばかりしている様な子どもでした。

寂しいのもあり、やはり兄弟と言う物に憧れ、
いつも理想のお兄ちゃん像を思い浮かべながら、
ままごとをしていた。

私はだんだんとままごとだけでなく、
一人公園で遊ぶ時も夕飯を食べている時でも、
空想の兄を登場させては会話をするようになっていました。

気味悪がった親は止めさせようとしたけれども、
その癖はなかなか直らなかったそうです。

しかし私も大きくなり、
次第に社交的にもなりました。

そんな私も大人になり、
今では4つになる娘と、
お腹の中に赤ちゃんがいます。

続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加



どこに書けばいいのかわからんのでここに書くわ。

この墓標を見るたびに変だなぁと思っていたんだわ。
俗名 幸則(仮名) 昭和52年10月12日 享年49才
   孩子     昭和52年10月12日

がいこさん(?)葬式の記憶はあるんだけど、
亡くなったのは叔父だけだし(父の弟)、
叔父の娘はふたりだけど存命だし。

今年の正月、
たまたまこの娘というか従姉妹と会う機会があったんで、
永年の疑問をぶつけてみたんだ。

「ねぇ、きみたちにほかに姉妹いたの?」

すぐにピンと来たらしく、話してくれた。

続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加



祖母の話。

まだ終戦後のバラック住まいの頃、
生活物資を買いに市へ出かけたんだそうな。

ところどころにバラック小屋が建っているだけの道を歩いていたとき、
急にあたりの様子がおかしくなった。

いつのまにか周りは建物がいっぱい建っていて、
目の前に巨大な駅があった。

そして駅から白くて煙突もなく、
流線型見たことも無い形の汽車が出てきた。

唖然として眺めているうち、
気づいたらもとの道にいたそうだ。

後に新幹線が登場したとき、
あのとき見たのはあれだったんだ、と思ったそうだ。

月日が流れて、大阪万博があったくらいのとき。

続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページのトップヘ