【洒落怖】洒落にならない怖い話まとめ

【洒落怖】洒落にならない怖い話をまとめました!楽しみながら読んでいただきたいのですが、怖くて眠れない夜を過ごすことになるかもしれません。その責任は負えませんので自己責任でお読みください。



昔から続く怪異。

愛知県○○市。

その昔少なくとも200年以上前の話。

岡崎城の城下町は天下を二分するほど賑わっていたらしく、
駕籠を担いで人を運ぶカゴカキと呼ばれる人たちがよく行き交っていた。

そんな中、
カゴカキの中に妙なカゴカキが出始めたようだ。

中に客を乗せながら籠を背負う前の者も後ろの者も、
そして中の客も一様に右を向いている。

すれ違う町民が何だろうと釣られて見るも、
特に変わった様子もない。

妙なものだと思いつつしばらくして何となく振り返ると、
まだ同じ様子なのだという。

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こないだ親父が物置の整理をしててね。

一日中あさくってたかと思ったら、
夕方居間にガラクタの山を積み上げて昔を懐かしんでいた。

古着やら、レコードやら陶人形やら。。。

ふと一枚の写真が目についた。

そこにはソファに座った
若かりし頃の親父と若い白人女性が写っていた。

親父は痩せていて、
当時の流行りなのか中途半端に長い髪がおかしい。

女の方はやや顎が弛んでいるが
まあ美人の範疇だ。

写真について聞くと、
大学3年の夏にヨーロッパを放浪した時のものだと話してくれた。

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もう十数年前の夏、
父の里帰りにつきあった時の話。

父の故郷は九州の山奥。

周囲を青々とした山に囲まれた見渡す限りの水田地帯。

夜になり、親戚、近所のお馴染さん、
父の旧友などの面子で飲み会をしていると、
更にもう一人の客が訪れた。

「父くんが帰って来てるって聞いてね」

「お~!大口ヨッちゃん!元気だったか!!」

父にそう呼ばれ、
父と親しげに肩を叩き合うその客の口は確かに大きかった。

逆三角形の尖った顔立ちに、
笑いジワの目立つ大きくて薄い口。

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