俺が高2のとき、婆ちゃんが死んだ。
脳溢血っていうので、
一回倒れて、
そのまま病院から帰ってこなかった。
お通夜では俺が別れの言葉を言わせてもらったんだけど、
せっかく寝ないで考えた原稿も
しゃくりあげて結局上手く言えなかったのが
凄い心残りだった。
それでその日の夜は
俺の親父が蝋燭番(?)をしなきゃいけない日だったんだけど、
親父は次の日の準備とか
病院の片付けとかをやらなきゃいけなかったらしくて、
親戚もそこまで気が回らなかったのか
代役を立てずに蝋燭番なしでその夜を過ごしたんだ。
でもまぁ実際蝋燭の火が消えるか消えないかで
そんな大事にはならないし、
夜通し起きている人もいるので
火事の心配はないだろうと言うことだった。
続きを読む