【洒落怖】洒落にならない怖い話まとめ

【洒落怖】洒落にならない怖い話をまとめました!楽しみながら読んでいただきたいのですが、怖くて眠れない夜を過ごすことになるかもしれません。その責任は負えませんので自己責任でお読みください。



短いけど私の体験談を。 

小さい頃はよく秘密基地とゆうものに憧れたものだ。だから私も当時一番仲のよかった友人と近くの森の用水路の流れる下あたりに、小さな草原のような空間を見つけ、そこを秘密基地と称していた。
 
用水路の反対側は、数キロにわたって森が続いているため、そこに足を踏み入れることは、かなりの時間がかかる場所。
 
私と友人は嬉々として、いろいろ置きました。一番興味のあった火をおこす場所とか作りました。 

その日はとても天気がいい昼間でした。
 
私と友人がいつものように石積みで作った場所に火をつけ、意味もないのにヤカンを載せ沸騰させ遊んでいました。 
 
おままごとだったと思います。
 
そしたら、用水路の向こう側から、なぜかラッパの音が聞こえてきます。
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学生の頃のバイト先での話です。 
 
駅前のビルにテナントとして入ってたゲーセンで働いていたんですが、そこは1階と2階が店になってて、地下は我々バイトクルーの休憩所と物置になってました。

そのビルは何十年か前に閉鎖されたデパートを買い取ったもので、店として使っている場所の他はゴミや残骸が放置されていたりして、正直気持ちのいい所ではありませんでした。 

あの日はシフトの都合で私は一人で休憩となりました。夕食の吉牛を買って、地下の休憩所で食べていました。
 
この休憩所は昔は食料品売場だったそうですが、今は店などは取り払われ、隅の方に瓦礫が積まれていました。

だだっ広い地下の元食品売場は、自分たちが使う一角以外は蛍光灯も取り払われていました。
 
以前からクルー仲間から「ここは出る」とか「××が辞めたのは見ちゃったからだ」と聞かされていました。
 
一人きりでそんな所にいるのは正直気持ち悪かったのですが、まだそれほど夜も遅くなかったので平気だろうと自分に言い聞かせ、あとはあまり考えないようにしていたのです。 
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大学時代のことです。 

気が狂ったように勉強してやっと希望大学に入学出来たものの、授業についていけない日々が続き、心身共に疲れ切っていました。 
 
思い描いていた大学生活とは、実際の日々はかけ離れており、ふとした時に自殺すら考えるようになりました。 

これではいけないと、気晴らしに実家へ戻ろうと思い立ち、その日のうちに飛行機を予約、北海道へと旅立ちました。 

入学後、たったの3ヶ月で20キロ近くも痩せた私を見て母は驚愕し、何も聞かずに寝所を整えてくれました。 
 
厳格だった父も私の様子を見て、「無理をするな」と、普段聞いたことのなかった言葉をかけてくれました。 

実家に戻り2日が過ぎた頃、枕元にさえ教科書を置いておくことが習慣になっていた私は勉強をほうり出し、実家へ逃げ帰って来たことを少しずつ後悔しはじめました。
 
しかしあれは今から思えば、一種の強迫観念に駆られていただけだと思います。
 
やみくもに勉強したところで、頭に内容など入るわけがない。
 
母は私にそう言い、気晴らしに裏山を散歩することを勧めてくれました。
 
母の助言に耳を傾け、素直に母親はありがたい存在だと思いました。

今までそんな小さな、大切な感情ですら、私は忘れてしまっていたのだと気付き、無性に悲しくなりました。 
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