幼少期の頃ハローキティの幼児用毛布
(もしかしたらブランケットかもしれない)を
兄妹お揃いで使っていた。
俺のは青で、妹のは赤。
絵柄は同じだが
色が異なってるやつ。
その毛布には時計が描いてあって、
青はピンクの時計。
赤は黄色の時計だった。
妹はピンクが好きで、
よく俺の毛布がいいとごねていた。
寝てる隙に毛布を取られ
妹が使ってる事なんてしょっちゅうあった。
ピンクへの執着心強すぎるよな。
その執着心が原因なのか、
寝る前に2人で遊んでいると妹が
「時計だけ取り替えっこしたい」
と言い出した。
(絵だから無理だろ…。)
そう思っていたけど、
妹は毛布の時計の部分を重ねて、
目をつぶりながら何度も叩き始めた。
「ピンクになぁれ、ピンクになぁれ」
何度もそう言いながら叩いていると、
ピタッと妹は固まった。
そして嬉しそうにこちらを見て言う。
「やった!時計がピンクになった!
俺くんのは黄色になったよ!」
耳を疑う前に、
すり変わった時計の色に驚いた。
青に描いてあった時計は確かにピンクだった。
けれど、黄色に変わっていた。
赤に描いてあった時計はピンクになっていた。
あまりにも衝撃的で当時は言葉に出来なかった。
勿論親も驚いた。
(後に妹が話した)
不気味だったからか毛布2枚は処分された。
どのニュースだったか忘れたけど、
同じ毛布が映りこんだ映像を見かけて怖くなって書いた。
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コメント
コメント一覧 (6)
いや、むしろ奇跡やん。
処分しないで大事に取っておけば良かったのに〜
余談だが黒い服に漂白剤入りの水が垂れて
気づかないとその部分はセピアっぽい色か白色になる。
原液だと生地に穴が開く。