15年くらい前のある晩、
友達が青い顔してやって来た。

オレのアパートから歩いて2分の場所に一軒屋の離れを借りて住んでいるのに、

「今日泊めてくれ」

と言う。

いつもと様子が違うし、
兎に角部屋に入れ話を聞くと、

「この2~3日夜中になると金縛りにあうんだ…」

マジで全く霊など信じてない奴がそんなことほざくので、
面白くなって詳しく聞いてみた。

オレ「で、どんな感じなの?」

友達「寝てると背中に氷みたいに冷たい小さい奴が抱きついてきて金縛りになる」

なんか洒落にならん感じ…

次の朝、
自分の借りている離れに帰ろうとする友達に、

「寝るとき頭側の壁に立て掛けとけば?」

と言って、
般若心経が書いてある色紙みたいなのを手渡した。

いつに無く素直に受け取った友達は、
力無く帰っていった。

それから2、3日して友達の部屋に行って

「大丈夫か?」

と聞いてみた。

すると

「言われたように立てかけたんだけど…」

友達は色紙が倒れないように
30度ぐらい角度を付けて立て掛けたらしいのですが、
ソノ時が来たらこちら側に色紙が倒れて、
般若心経の文字が下になり
見えなくなってしまったんだそうです。

修学旅行で行った京都のお土産屋で買った安物は、
あんまり効き目がなかったか。

でも、その次の日からは
金縛りにはあわなくなったと言ってたから、
少々効いたのかも。

その後、
アパートの管理人のばぁさんに聞いてみたら、
友達の借りていた離れは昔、
小さい女の人が住んでたそうです。

しかも病気になり、
その離れで死んでしまったんだと。

聞いた瞬間は正直怖かった。

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