中学校の卒業式の日、
それまで普段はあまり話もしないし、
いっしょに遊んだりもしない奴に、
なぜか自分から声を掛けたことがあった。

勿論、
他愛も無い挨拶などをするばかりで、
会話など弾もうはずが無い。

そりゃそうだ。

そんなに親しい奴ではなかったのだから。

その時は、自分でも

「なんで話し掛けたりしたんだろ」

って思った。

でも、その時確かに

「なにか話さなきゃ」

「最後だから」

って思ったのを覚えてる。

それから何年か後の同窓会のときだった。

そいつが卒業後すぐに、
原付バイクの無免許運転で事故死したということを知ったのは。

「最後だから」

って誰が教えてくれたんだろう、
と今でも不思議に思うことがある。

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